トピックス

2015.11.13

最長の七ッ窪トンネル貫通/霊山道路

国道115号相馬福島道路・霊山道路に建設されている仮称・七ッ窪トンネルの貫通式が13日、伊達市霊山町石田の同トンネル坑内で行われた。受発注者と地元住民ら約110人が出席し、霊山道路の29年度開通に向けて弾みが付く、区間最長トンネルの貫通を祝い合った。
同トンネルは、東北地方整備局が本県復興のリーディングプロジェクトとして整備を進める復興支援道路・相馬福島道路のうち、霊山道路区間に建設する延長1404㍍、幅員12㍍の山岳トンネル。金弁蔵(626㍍)、宝直(161㍍、掘削は別途工事)両トンネルと合わせた「霊山道路トンネル工事」として、飛島建設が一括施工している。
七ッ窪トンネルは25年9月に掘削を開始し、今年10月10日に貫通した。今後は28年5月末の完成を目指して覆工コンクリート工、坑門工を進める。金弁蔵、宝直は竣工済み。
貫通式では地元・石田小学校の児童が貫通点を除幕した後、永尾慎一郎東北地方整備局福島河川国道事務所長、伊藤淳飛島建設常務執行役員東北支店長、来賓の栁沼政明県北建設事務所長、佐藤博史伊達市建設部長らが貫通点で握手し、児童とともに万歳して喜んだ。児童が祝い歌を披露し式典に花を添えた。
永尾所長は、霊山道路区間で計画の7トンネルのうち5番目となる貫通を喜ぶとともに、「安全管理を第一に、持てる技術力をいかんなく発揮してくれた」と施工者を評価。伊藤支店長は「復興支援道路の意義を踏まえて、引き続き全社を挙げて取り組んでいく」と工事完成に向けて決意を新たにした。


ニュース一覧

トピックス

ニュース一覧