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2016.01.04

地域の復興、発展を/県鳶連相双支部がはしご乗りを奉納

県鳶土木工業連合会相双支部(大橋義則支部長)は4日、南相馬市小高区の相馬妙見小高神社に1年の無病息災と地域の安全を祈願し、はしご乗りを奉納した。南相馬消防署小高分署が協賛。同支部による纏振りは23年目、はしご乗りは19年目となる。震災の翌年の23年は南相馬市役所前で「復興はしご乗り」として行ったが、24年からは同神社の新年行事として復活している。
纏い振り・はしご乗りを行った若鳶と木遣を行った親鳶は昨年11月から練習を重ね、この日に備えた。奉納に当たり猪瀬明県鳶土木工業連合会長が「震災・原発事故から5年目を迎える。1歩でも2歩でも前に進んでほしい。行政には地域住民の負託に応えて頂きたい」とあいさつ。来賓の桜井勝延南相馬市長が「1日には市町合併から10年を迎えた。復興と発展に向けて、心ひとつに合わせ進んでいこう」と述べた。平田武南相馬市議会議長、御代典文相双振興局長らが祝辞を寄せた。
集まった観衆を前に南相馬市在住の若鳶に加え、市外からから駆け付けた若鳶合わせて約30人が全員で纏い振りを行い、はしご乗りでは大夫4人が、「腕だめ」「八艘」「遠見」「腹亀」など日本古来より鳶職に伝わる妙技を披露、境内を沸かせた。
同支部顧問の太田光秋県議会議員が「地域の復旧・復興に貢献していきたい」とあいさつし三本締めを行った。主催者と来賓が、福もちを投げ、一年の無病息災と地域の安全を祈願した。
はしご乗りの大夫を務めた若鳶は、西寛之(原町総建工業)後藤公仁秋(同)二階堂明(エス・ティ斉藤)三島凌(良建工業)。


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