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2016.01.20

担い手づくりでセミナー/県土木部

県土木部は15日、郡山市労働福祉会館で「地域に生きる建設企業経営講座」を開いた。今回は、建設業の担い手づくりをテーマに、現状と公的施策を活用した人材確保などについて学んだ。
経営講座は、厳しい経営環境下にある本県建設企業をサポートするため21年度にスタート。中・浜・会津で年3回開いていたが東日本大震災の影響で2年間中断、25年度に再開してからは毎年1回、郡山地区で開いている。
建築・土木、測量設計コンサルタント、型枠、鉄筋業などの経営者や人事担当者など県内から約50人が受講し、初めに芦野英明建設産業室長が「技術者と技能者不足は深刻。経営力の強化と将来必要な担い手を育成するため人事管理の参考にしてほしい」とあいさつした。
萼(ガク)コンサルティングの齊(いつき)乾二郎社長が「多様な人材を最大限活かす―建設業人材セミナー」と題して講義。建設投資と現場の技能労働者・技術者の入職者数の推移や中規模(従業員10人以上)の建設企業の大都市圏と地方圏との事業所数の比較、就業者の年齢構成などを示した上で、人材確保・育成の課題に魅力ある職場づくりなどを挙げ、社会保険の加入と技術・技能を日当に反映するキャリアアップ、若年者の入職と女性の活用、外部ソースを活用した技能・技術の向上などが必要とした。
このほか計画的な採用やマッチングサポートを支援する奨励金、助成制度などの公的施策を紹介した。


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