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2016.02.16

49号平バイパス4車線化事業・五郎内トンネルが貫通

東北地方整備局磐城国道事務所が整備を進めている一般国道49号平バイパス4車線化事業で最後の構造物となる「五郎内トンネル」の貫通式が15日、いわき市平上荒川地内の同トンネル坑内で行われ、受発注者と地元住民ら約200人が出席し、28年度内の全線供用開始に向けて貫通を祝い合った。
同トンネルは、平バイパス4車線化事業のうち、平上荒川~内郷御厩町地内の約2㌔区間内に整備を進めている。延長は374㍍。25年11月に掘削を開始した。区間内では上荒川トンネル(L280㍍、貫通済)の整備も進められており、いずれも今後、履工コンクリート工、坑門工、トンネル内舗装、設備工事などを実施して28年度内の供用開始を目指す。
貫通式では坂井康一東北地方整備局磐城国道事務所長、清水敏男いわき市長、施工の竹中康一竹中土木社長が掘削開始ボタンを押して貫通させ、通り初めを行った。
坂井所長が「トンネル貫通は、4車線化事業の大きな一歩となる。道路環境の改善、常磐自動車道いわき中央ICへのアクセス強化など、地域の期待は大きい」とあいさつ。竹中社長が「今後も細心の注意を払いながら、無事故無災害で早期完成を目指したい」と謝辞を述べた。式典に先立ち、地元御厩小学校、平第五小学校の児童らが花神輿やよさこい、じゃんがら念仏踊りなどを披露し花を添えた。
平バイパスは、常磐上矢田町から好間町北好間までの延長7・7㌔。市内の交通混雑や国道49号沿道の道路環境改善、常磐自動車道いわき中央ICへのアクセス機能強化を目的に昭和56年度に事業着手し、平成7年9月に全線2車線で暫定供用した。
4車線化事業は24年度末までに終点側のいわき中央IC~内郷高架橋までの4・4㌔と起点側の上矢田交差点~草木ランプまでの1・3㌔が供用している。


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