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2016.02.25

15人に晴れの表彰状/建築系高校卒業設計作品表彰式

福島建設工業新聞社、県建築士事務所協会の共催による第8回県建築系高校卒業設計優秀作品表彰式が24日、福島市のザ・セレクトン福島で行われ、5校15人に表彰状と盾、記念品が贈られた。県、県教育委員会の後援。
各高校の卒業設計の中から特に優秀な作品を各校に推薦してもらい一堂に集めて表彰することで、生徒の建築設計技術や意欲の向上を図る。来賓の山本洋一県土木部建築担当次長、協賛団体から安村敏之県建設業協会事務局長、松隈仁吉県建築士会長、鈴木勇人県建築設計協同組合理事、菊地進日本建築家協会東北支部福島地域会副会長が出席した。
主催者を代表し相澤隆本社代表取締役社長が「受賞された皆さんは、建築はもちろん、高校生として必要な学業の成果が評価されたものであり、3年間の努力に敬意を表したい。本県が真の復興・再生を果たすためには、第一線で基盤整備を担う建設産業の人材確保・育成、特に若い力が必要不可欠。風土と歴史に育まれた建築技術を継承し、新生ふくしまの創造に貢献してほしい」とあいさつ。
山本次長は「いずれも高校生活で学ばれた成果が見事に発揮され、さまざまなアイデアにあふれていると感心した。卒業設計に取り組んだ熱意や建築に対する情熱を忘れることなく、今後に生かしてほしい。震災から5年を迎えるが、環境創造センターなど未来を開くさまざまな施設整備が進展し、着実に復興は前に進んでいる。建築界は復興創生のカギを握っている。建築学科で学ばれた皆さんは、これから県民の安定した住まいの建築などさまざまな立場で活躍されると確信する」と祝辞を寄せた。
田畑光三県建築士事務所協会長が一人ひとりに表彰状と盾を手渡し、受賞者を代表して県立会津工業高校建築インテリア科3年の武藤巧君が「県内の設計事務所に内定しており、福島県はじめ東北全体の復興に貢献していきたい」と謝辞を述べた。
受賞者、作品テーマは次の通り。
【県立福島工業高校】▽安島毅「日本魂」▽二瓶駿介「Future approach~日本から宇宙へ~」▽渡邊剛「自然と自由に」
【県立郡山北工業高校】▽尾澤智奈津「陶芸の森~広がりゆくつながり~」▽加藤カンナ「海をのぞく~海の生き物たちとの散歩道~」▽福田ちひろ「2016新帝国ホテル」
【県立会津工業高校】▽佐々木夏海「工食会館」▽皆川美佐姫「TEO」▽武藤巧「“楽”」
【県立勿来工業高校】▽上遠野莉久「人々が集う場」▽鈴木倫理子「来福館」▽増渕南々子「Starry sky of House~星空の家~」
【県立喜多方桐桜高校】▽秋山陵斗「読書を楽しむ家」▽阿部誠一朗「自由が絶えない家」▽高橋祐也「笑顔を灯す家~The house where a smiling face is lit~」
作品は3月1・2日、福島市のコラッセふくしまに展示し、一般に公開する。


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