福島建設工業新聞社

県職業能力開発協会主催の県若年技能者競技大会は3日、郡山市の郡山高等職業能力開発校で開かれ、県内各地から集まった訓練生が日ごろの成果を披露した。県の後援。
若年技能者の技能向上と技能の振興、技能の重要性・魅力のアピールを目的に開催している。県内在住の若手技能者、各工業高校や県立テクノアカデミー、認定職業訓練校の生徒・学生らが参加。建築大工初級の部21人、中級の部10人、上級の部9人、左官中級の部6人、上級の部6人、建築板金の部7人の計59人が競技に挑んだ。
開会式では菅野文衛協会専務理事が「日ごろ培った成果を十分に発揮して競技に臨んでほしい」とあいさつした。建築大工部門は初級が「追掛込栓継手および仕口加工」、中級が「じょうご形四方転び」、上級が「振だる木」、建築板金の部は「ベンチレーター(袴)」、左官の部は各級別に下塗りが施された下地に所定の材料による塗壁を種目とした。
課題は約4時間の競技時間で取り組み、選手たちは作業手順の正確さや出来栄えなど、日ごろ培った技能を競い合った。競技終了後、表彰式を行い、上位入賞者に賞状などが贈られた。
入賞者は次の通り。
【建築大工初級】▽1位=遠藤昴平(郡山高等職業能力開発校・大河内工務店)▽2位=安藤和正(同・工房夢蔵)▽3位=鵜川みほ(会津共同高等職業訓練校・鵜川工務店)【同中級】▽1位=佐藤天(県立福島工業高校)▽2位=國嶋匠(福島共同高等職業訓練校・芳建)▽3位=根本光(郡山高等職業能力開発校・根本工務店)【同上級】▽1位=小澤智之(会津共同高等職業訓練校・大日工匠)▽2位=梅津秀紀(福島共同高等職業訓練校・梅津建築企業)▽3位=小林拓也(郡山高等職業能力開発校・宗形工務店)【左官中級】▽1位=高宮幸太(郡山高等職業能力開発校・斉藤組)▽2位=佐々木悠(同・マツモト工業)▽3位=池田祥平(同・湯田左官工業)【同上級】▽1位=橋本英恵(郡山高等職業能力開発校・小和滝工業)▽2位=大和竜也(同・大和工業)▽3位=宍戸康平(福島共同高等職業訓練校・小勝左官工業)【建築板金】▽1位=佐藤正憲(郡山高等職業能力開発校・橋本板金)▽2位=谷井辰也(同・谷井板金工業)▽3位=瀧田和志(同・片平板金工業所)