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2016.03.22

ものづくり産業発展へ貢献を/テクノアカデミーで卒業式

県立テクノアカデミー郡山と浜は17日、27年度卒業式を行った。郡山校は建築科など3科60人、浜校は59人が学び舎を巣立った。
郡山校では品川萬里郡山市長や菅野文衛県職業能力開発協会専務理事ら来賓のほか、父兄など約200人が出席。喜古校長が「本県のものづくり産業発展には皆さん一人ひとりの力が必要だ。本校で身に付けた力を信じ、何事にも果敢に挑戦してほしい」と式辞を述べ、鈴木忠夫県中地方振興局長が「大きな夢と希望を胸に、誇りある福島を築いていく担い手として、広く社会の発展に貢献してほしい」と激励した。
建築科の星雄大さんに知事賞、根本卓さんに校長賞、田中悠規さんに同窓会長賞、渡邉奈々さんに県職業能力開発協会長賞などが贈られた。
浜校は南相馬市原町区の同校体育館で行われ、職業能力短期大学校計測制御工学科・機械技術科5期生と職業能力開発校自動車整備科・建築科20期生の計59人が社会に巣立った。震災・原発事故以降、入学者数が減少していたが、27年度は26年度を12人上回った。
家族や関係者が見守る中、卒業生一人ひとりに修了証書を授与。優秀な成績を残した生徒を表彰。渡邉昭一校長は「皆さんは、復興に取り組んでいる相双地域や県内産業界が求める実践技術者として、常に前を向くことを意識し、変化を恐れずチャレンジしてほしい」と式辞を述べた。御代典文相双地方振興局長が知事の告辞を代読、江口哲郎南相馬市副市長らが祝辞を寄せた。卒業生は全員、就職が内定している。
※郡山校の卒業式


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