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2016.06.17

女性環境パトロール隊出動/県建協相馬支部

県建設業協会相馬支部は16日、県内建設業団体で初めて昨年度結成した「女性環境パトロール隊」による第2回パトロールを行った。女性の視点を加えて働く環境の改善を促す。
相双地方では現在、大規模な震災復旧・復興工事がピークを迎えており、事業量の増加に伴い事故が多発している。同支部では安全の基本である整理整頓、現場での福利厚生の状況を評価し、改善点を検討して現場に生かしていく方針で、女性の視点も入れた対応を進めている。
出発式では草野清貴支部長が「施工品質の確保、安全管理の徹底には働く職場環境整備が前提。現場施設内の整理整頓、美化について点検し、積極的に意見を出してほしい」とあいさつ。隊長の横山眞由美さんに委嘱状を手渡した。
横山隊長は「若手従事者や地域の皆さんにも好感を持たれるよう、働く環境の改善・向上につなげる活動を通じて建設業のイメージアップを図りたい。夏場を前に熱中症対策や休憩施設の状況、段差によるふらつき、転倒防止対策も注視していきたい」と呼び掛けた。
川又健一相馬労働基準監督署長、浦山悦雄相双管内工事安全推進協議会長が祝辞を寄せ、パトロール隊の活動に期待を示した。
パトロール隊の11人は川又署長、草野支部長とともに南相馬市原町区で建設中の復興公営住宅南町団地と渋佐・萱浜復興工業団地第1期造成工事の現場を回り、現場代理人から工事概要の説明を受け、事務所や休憩所、構内通路などをチェックし、支部会議室で結果報告と検討会を行った。


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