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2016.07.01

「労災防止の主役は皆さん」/島浦福島労働局長が作業員激励

福島労働局は30日、福島市内で施工が進む大原綜合病院移転新築工事現場で安全パトロールを行った。島浦幸夫局長らが足場等からの墜落防止対策など現場での安全管理面、熱中症予防対策などの健康確保に向けた取り組み等を確認。施工現場で働く一人ひとりに、プロとして安全・健康活動を継続するよう要請した。
現場事務所で鹿島・佐藤・菅野特定建設工事共同企業体大原綜合病院移転新築工事事務所の柴田剛典所長が工事概要や工程、これまでの経過内容、現場の現状、今後の見通し、パトロール当日の現況などを説明し、「完成までのマスター工程通り、工事は順調に進んでいる」と述べた。現場案内には同工事事務所の柴田所長、赤石達彦次長、中里工務店の箭内晴夫職長会会長らが同行した。
島浦局長らは1階から5階の建物内や建物周りの敷地内・外を視察。柴田所長らの説明を受けながら、安全対策や現場状況を確認した。熱中症予防対策では、箭内会長のアイデアで設置されたという床置形ウォータークーラー周りの装飾(①風鈴②三方をすだれで覆う③鉢植え、模造葉による緑化)なども見学した。
パトロール終了後の講評会では、清水課長が「現場はよく整理整頓され、安全対策もしっかりと取られている。長く続く工事であり、墜落・転倒などの労働災害防止へ、引き続き安全対策に十分留意してほしい」と総括した。
島浦局長は当日作業に従事した約140人を前にあいさつし、「努力によってのみ、安全は確保される。労災防止の主役はプロである皆さん一人ひとり。歴史ある病院の完成を県民が待ち望んでいる。無事故で竣工となるよう、熱中症予防も含めて安全・健康活動の継続をお願いしたい」と激励した。
新病院本体はRC造基礎の免震構造。上部躯体はS造地上10階・塔屋1階延べ2万6293・56平方㍍。福島市上町14の1ほか地内。設計・監理が伊藤喜三郎・フォルム設計共同企業体。施工は鹿島・佐藤・菅野特定JV。工期29年8月31日。
※柴田所長(前列左)から安全対策等の説明を受ける島浦局長(前列中央)


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