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2016.08.31

災害発生時の対応万全/会津若松で県総合防災訓練

県総合防災訓練が28日、会津若松市内の市立門田小学校と市会津総合運動公園で行われた。主催は県と同市、会津若松地方広域市町村圏整備組合消防本部。
会津総合運動公園で行った上水道復旧訓練では内堀知事が見守る中、会津管工事協同組合の組合員が、破損した鋼管(100㍉)の漏水個所の修理・復旧訓練を実施。県電設業協会会津支部は高所作業車による訓練を行った。
県内全域から123機関・団体など約1800人が参加。「台風接近に伴い阿賀川等の水位が上昇し内水被害が多数発生、会津盆地東縁断層帯を震源とする震度6強の直下型地震で堤防に漏水が発生し、土砂災害ほかライフライン施設にも大きな被害が出た」と想定。各関係機関・団体等が緊密に連携し、災害時の応急対策円滑化と地域防災体制の確立、住民の防災意識の高揚を図った。
門田小では、災害対策現地本部の設置訓練や住民避難訓練、消防車両による火災防御・救助訓練などを実施した。内堀知事が災害対策本部長として各機関に対応を指示した。
このほか電力、電信・電話、ガス等の復旧や建物火災の初期消火、土のう積み、ヘリコプターによる林野火災防御など各種訓練も行われた。
防災啓発・防災用品等の展示・実演では、県法面保護協会、県建設業協会、県通信情報設備協同組合、東北電力会津若松支社らが取り組みをアピール。日本下水道管路管理業協会は、被災による下水管路のひび割れ等を管内部から調べる機械などを公開した。


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