トピックス

2016.12.02

CLT活用の現場研修/郡山ヘアメイクカレッジ移転

一般社団法人郡山美容協会・郡山ヘアメイクカレッジ移転新築におけるCLT(直交集成材)建設現場研修会は29日、郡山市笹川の建設現場ほかで開かれ、県および市町村の建築担当者約80人がCLT活用の最前線に触れた。
同建設事業は森林整備加速化・林業再生基金におけるCLT等新製品・新技術の実証展示加速化事業の補助を受けており、事業によって得られた知見や成果等を広めるため、建築過程の構造等公開を行った。19日には一般企業等を対象としたCLT構造説明会および建設現場見学会の開催を予定している。
研修会では初めに、近接するオノツカの工場でCLTの加工現場を視察した。同工場には全自動CLT加工機(プレカット)としては国内第1号となるフンデガーPBAを導入しており、工作機械とプレカット作業の流れ等を見学した。現場研修では第2実習室などが入る東棟を見学し、壁や屋根材としてのCLTの利用状況を確認した。
研修会を開催した㈱まちもり代表の濱尾博文エーユーエム構造設計所長は「CLTを用いた構造は工期の短縮が可能など、単年度事業の大型建築物で高い対応力がある。今回の施工の成果・経験を、県内で続いていくCLT建築に生かし、普及に役立てていきたい」と述べるなど、CLTへの手応えを感じていた。
同施設はCLTを用いた東日本最大規模の建築物で、今後、CLTによる大型建築物の木造化を可能にし、本県木材産業の振興に寄与するとともに震災復興のシンボル施設として期待されている。県産のスギやカラマツを加工したCLT壁柱とリブ付CLT屋根パネル、集成材ラーメンフレームを組み合わせた国内では初めてのハイブリッド構造で、規模は2階建て延べ1447平方㍍。設計は高橋岳志・エーユーエム設計共同体が担当、施工は設備一括でオオバ工務店。来年3月の完成、4月の供用開始を目指す。


ニュース一覧

トピックス

ニュース一覧