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2017.01.23

二本松工高/1年間の研究成果発表/地元企業と共同で取り組み

県が進める次世代の人材育成事業、「専門高校における地域産業連携事業」の課題研究発表会が19日、県立二本松工業高校で開かれた。同校と県立川俣高校機械科の3年生は、地元企業と1年間にわたって取り組んできた研究の成果を披露した。
同校生徒と保護者、来賓、教職員ら約500人が出席。会に先立ち梨哲夫校長が「研究を通して培った技術や自立して考える総合的な課題解決力を、今後の人生で役立ててほしい」とあいさつした。
建設関係では情報システム科3班が、福島サンケンと夏休みに共同で開催した親子LED提灯製作教室についてレポート。CADでの回路図作成やプリント基板製作の様子、小学生に製作方法を指導する上で工夫した点などを解説した。また、地域貢献を通じて企業の社会的責任を果たすことの重要性を学んだと発表した。
都市システム科3班は「地域を守る土木技術PartⅣ」と題し、不動坂地内の湯川橋の劣化調査結果を報告した。陸奥テックコンサルタントの小室浩技術第一部長、遠藤剛技術第一部係長、日本大学工学部土木工学科の岩城一郎教授と、同校の渡辺修教諭の指導の下で行った、ひび割れ計測や超音波測定、橋台部分のコア採取などの成果を披露。ASR(アルカリ骨材反応)による劣化や膨張が確認されたと述べ、対策とメンテナンスの必要性があると総括した。


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