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2017.01.31

逢瀬川の川づくり/両岸に遊歩道を設置/河川用地利用し植樹空間整備

逢瀬川の川づくりを考える会は27日、郡山市の赤木地域公民館で4回目の懇談会を開き、検討結果を懇談会意見として取りまとめた。改修区間には高水敷などを活用して両岸に遊歩道を設置、河川用地を利用して広葉樹などの植樹空間を整備することなどを盛り込んだ。事業を所管する県中建設事務所は、まとまった意見を整備計画に反映するとともに新年度から改修事業を本格化させる方針。
考える会は、郡山市街地を流れる逢瀬川の河川改修を実施するに当たり、県と郡山市、沿川住民らをメンバーに関係者が要望や意見を出し合い、連携して将来にわたって住民に愛され、親しみやすい川づくりにつなげようと昨年8月に設立、懇談会や現地調査などを行ってきた。
懇談会意見では、堤防に現存する桜並木は移植可能木も含めて伐採するが、伐採木は苗木移植など利活用を図る。伐採の時期については「逢瀬川堤防建設・内水対策期成会」に相談して決めるとした。遊歩道は高水敷などを活用し両岸に整備、親水空間とするため階段工や斜路工を設置する。沿川の児童や生徒にアイデアを募り注意喚起看板をデザインする。伐採される桜並木の代わりとして、幕ノ内橋の左岸上流側エリアに広葉樹などを植樹する緑化空間を確保するとした。
このほか、県が地域住民に対し定期的に事業の進ちょく状況を報告することなどを盛り込んだ。遊歩道などの河川環境の維持管理については「うつくしまの川・サポート制度」の活用などを検討するとした。


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