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2017.02.24

不断水インサート工法見学/福島地方水企業団/桑折の送水管移設現場で

福島地方水道用水供給企業団(企業長=小林香福島市長)は23日、桑折町大字松原字舘ノ前地内の施工現場で、企業団構成団体の水道事業担当者らを対象に、特殊工法「不断水インサート工法」の現場見学会を開いた。参加者は施工の様子を実際に体験し、同企業団で初導入となる工法への理解を深めた。
同企業団発注で淺沼組施工の、相馬福島道路建設に伴うφ1000㍉送水管移設工事の現場で実施。県北地域6市町村や東北地方整備局福島河川国道事務所、東日本高速道路、地元住民などから約80人が参加し、同企業団の今泉繁事務局長が「移設する東部幹線は、1日3万㌧の水を送る県北地域の大動脈。技術の粋を集めた工法に理解を深めてほしい」とあいさつした。
丹治朝輝施設管理課課長補佐兼施設第2係長が工事概要を説明し、嶋田嵩之大成機工技術部技術サービスグループ主任が映像や模型を使って工法を解説。参加者は実際に切断機・切片の回収やバルブ付T字管の挿入の様子を見学した。
不断水インサート工法は、送水管に通水したまま、バルブ付T字管を不断水で設置する大成機工の特殊工法。切り屑を管路に混入させることなく、無振動・無騒音、赤水の発生なしでの施工を可能にする。


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