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2017.03.10

完成前に点検実施/マニュアルの改善点協議/小名浜マリン ブリッジ

今月完成を迎える小名浜マリンブリッジで8日、「小名浜港東港地区臨港道路点検マニュアル・携帯版」を使った実際の点検作業の現地視察・研修会が開かれた。
東北地方整備局小名浜港湾事務所の主催。マニュアルは、小名浜港東港地区臨港道路維持管理技術検討委員会が実務者向けにまとめたもので、参加者はチェック項目に基づいて、橋梁の側面や桁下、橋面を目視点検。管理段階に移行するのを前に、マニュアルの改善点などをチェックした。
同橋は東港地区に整備を進めている国際物流ターミナル(人工島)と陸側の3号埠頭を結ぶ橋長約927㍍。上部工は航路部(5径間連続PCエクストラドーズド橋)、3号埠頭部と東港部(いずれも4径間連続PC箱桁橋)で構成する。4月23日に「渡り初め」を予定している。
同事務所と県小名浜港湾建設事務所、ふくしまインフラ長寿命化研究会(代表・岩城一郎日本大学工学部教授)、建設関連業者ら約40人が参加した。同港湾事務所で仙﨑達治所長が「多くの目で点検し、マニュアルの改善につなげ、より良いものにしたい」とあいさつ。担当者が橋梁概要、点検マニュアルについて説明した。
参加者からは「マニュアルのサイズは小さい方が使いやすい」「タブレット端末を利用したマニュアルの電子化を望みたい」などの声が上がった。


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