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2017.03.17

利活用法で意見交換/桑折町かわまちづくり検討委/想定利用者層など検討

桑折町は14日、町役場で第2回阿武隈川「桑折地区かわまちづくり」検討委員会(渋谷浩一委員長)を開いた。阿武隈川沿いの文化や歴史的背景を生かした、にぎわいのある親水環境整備へ向け、具体的な利活用法について活発に意見を交わした。
渋谷委員長、栗田外美東北地方整備局福島河川国道事務所伏黒出張所長のほか、町や地元住民など16人が出席した。
第1回委員会で提示されたトイレ改修や駐車場拡充、サイクリング・遊歩道コースでの立体交差整備、イベント広場設置など、ハード面の整備案を土台に協議。カヌーでの川下り親子連れの散策、少年野球など、対象とする利用者層や利用方法、開催を想定するイベントなどについての案を審議した。
国土交通省の「かわまちづくり支援制度」は、市町村や民間事業者、地元住民らが連携し、地域の景観、歴史、文化、観光基盤などの資源や知恵を生かしたまち空間づくりを支援するもの。ハード面では水辺整備事業の推進へ積極的に助言や支援を行い、交流人口拡大と地域活性化につなげる。
町は昨年、「歴史的風致維持向上計画」の重点区域の一つに「阿武隈川氾濫原と果樹栽培にみる歴史的風致」を設定した。同区域の歴史・文化的な背景を生かした街づくりを進めるため、「桑折地区かわまちづくり計画」を策定し、「かわまちづくり支援制度」への登録を目指す。今後5月までに1、2回程度委員会を開き、計画をまとめる予定。


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