福島建設工業新聞社

県立テクノアカデミー浜の28年度卒業式が17日、南相馬市原町区の同校体育館で行われ、職業能力短期大学校計測制御工学科・機械技術科6期生と職業能力開発校自動車整備科・建築科21期生の計39人が社会に巣立った。
式では家族や関係者が見守る中、卒業生一人ひとりに修了証書を授与。優秀な成績を残した生徒を表彰した。
渡邉昭一校長は「南相馬市では、イノベーション・コースト構想に基づくロボットテストフィールド、国際産官共同利用施設の設置が決定し、整備が着々と進んでいる。社会に必要とされる専門技術者を目指して2年間学んできた知識は、福島の復興、再生を担う礎となる」と式辞を述べた。
御代典文相双地方振興局長が知事の告辞を代読、桜井勝延南相馬市長らが祝辞を寄せ卒業生を激励した。卒業生を代表し、機械技術科の小林雅人さんが「本校で学んだ知識や技術を、社会生活の中で大いに発揮したい」と答辞を述べた。
卒業生は全員、就職が内定している。このうち建築科卒業生5人の就職先は関場建設、BOND、石川建設工業、小谷津工務店、加藤木工所となった。