福島建設工業新聞社

郡山市雇用政策課は28日、高校生地元企業見学バスツアーの5回目を実施し、建設関連企業として郡山塗装を見学した。
見学会は企業と高校生の雇用のミスマッチ解消と地元就職の促進、キャリア教育の充実を図るため25年度から実施しており、作業現場や社内施設の見学、若手社員との意見交換などを行っている。今年度は5回にわたり計15社を見学し、建設関連産業ではローズ・ビルサービス(ビルメンテナンス等)、北斗型枠製作所(コンクリート製品製造)、矢田工業(建設・鋼橋梁)、郡山塗装(塗装・建築工事)が協力した。
郡山塗装の見学会には19人が参加。喜久田町の同社社屋で行ったミーティングでは、佐藤隆社長が会社の仕事内容や経営方針を説明し、「建設業が携わる仕事は、一つひとつが同じ物のない、職人がつくり上げる作品。人を喜ばせることが仕事の本当の意味だ」と建設業の魅力を力説した。また企業に必要とされる人材像としてコミュニケーション能力を挙げ、笑顔の重要性を解説。高卒入社の若手社員が入社の経緯や今の仕事のやりがいなどを説明した。