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2017.04.14

ふくしまインフラ長寿命化研究会/10月に長寿命化シンポ/技術者養成で2コース実施

ふくしまインフラ長寿命化研究会(会長=岩城一郎日本大学工学部教授)は12日、郡山市のビッグ・アイ市民交流プラザで今年度総会を開き、技術者養成研修会や長寿命化シンポジウム、困りごと相談開催などの事業計画を決めた。
関係者約80人が出席。初めに岩城会長が「会発足から5年が経過し、地道な活動が実を結んできている。さまざまな機関と連携を図りながら、市民との協働といった福島の強みを生かした独自の取り組みを発展させていく。今年を研究会の飛躍の年に位置付けたい」とあいさつした。
議事では、維持管理技術者養成プログラム応用コース(5月12・13日)、同基礎コース(6月2・3日)、ふくしま発第6回市町村橋梁の長寿命化を考えるシンポジウム(10月)開催のほか、ふくしまME協会、県・市町村への維持管理技術者養成プログラムの提供、東北地方整備局との連携によるコンクリート構造物の品質確保・耐久性確保対策、住民協働による橋守事業の実施、地域の困りごと相談などの事業計画を決めた。
総会後に第1回定例会を開き、コンクリート構造物、鋼構造物、施工の各部会と県内5地域支部が29年度の活動方針などを発表した。昨年、大学の海外派遣研究員制度を利用し、ドイツのアーヘン工科大学へ留学した同会事務局長の子田康弘日本大学工学部土木工学科准教授が「ドイツ滞在記」と題して講演し、現地で取り組んだ研究内容を発表した。
同研究会は、県内の市町村が管理する橋梁やトンネルなどインフラ施設の維持管理を支援する産学組織。


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