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2017.04.25

小名浜港/マリンブリッジが完成/東港物流拠点整備へ前進

東北地方整備局小名浜港湾事務所が小名浜港に整備を進めてきた臨港道路「小名浜マリンブリッジ」が完成し23日、いわき市小名浜の3号埠頭地内で完成披露式が行われ、関係者約100人が出席して待望の完成を祝った。
小名浜マリンブリッジは、国際バルク戦略港湾(石炭)として整備を進めている小名浜港東港地区と3号埠頭を結ぶ唯一の連絡橋。橋長は約927㍍で、3号埠頭部(220㍍)と東港部(197㍍)、航路部(510㍍)で構成される。航路部の上部工形式は臨港道路としては国内初となるエクストラドーズド橋を採用、3号埠頭、東港部はいずれも4径間連続PC箱桁橋。
工事は22年3月、航路部桟台を皮切りに着工、東日本大震災により工事が一時中断したものの、被災状況を把握するための損傷確認、調査を実施して補修、復旧工事に取り掛かり、早期に工事を再開、約7年で完成に至った。
航路部の実施設計はオリエンタルコンサルタンツ、下部工工事は若築・大豊・みらいJV、若築・大豊JV、清水・東亜JV、上部工工事は清水・東亜・川田JV、清水・川田JV。3号埠頭部の実施設計は中央復建コンサルタンツ、下部工工事は三井住友建設、上部工工事は三井住友建設、清水・川田JV。東港部の実施設計は日本工営、下部工工事は東亜・不動テトラJV、上部工工事はピーエス三菱、清水・川田JV。
式には関係者約100人が出席した。菊地身智雄国土交通省港湾局長が「小名浜港の物流を支える極めて重要な橋梁。県の復興を力強く後押しする」、内堀知事が「東港地区整備の大きな一歩となる。新たなランドマークとして地域の産業、観光発展に大きく寄与するものと期待する」とあいさつ。吉野正芳、真山祐一両衆議院議員、増子輝彦、森まさこ両参議院議員、清水敏男いわき市長が祝辞を寄せた。
仙﨑達治東北地方整備局小名浜港湾事務所長が事業概要を説明。菊地局長、内堀知事、清水市長らがくす玉を割って完成を祝った。


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