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2017.06.21

安全・健康対策を確認/福島体育館・武道館新築/島浦労働局長が視察 小林市長と合同で

福島労働局は19日、福島市と合同で安全パトロールを行い、同市発注の福島体育館・武道館新築工事現場を島浦幸夫局長と小林香市長が視察した。島浦局長らは、足場等からの墜落防止対策と熱中症予防対策を重点的にチェックし、同現場の安全・健康確保対策を評価した上で対策の徹底を呼び掛けた。
全国安全週間(7月1日~7日)の取り組みの一環として毎年、局長自らが建設現場をパトロールし、安全作業等の徹底を呼び掛けている。今回は、市復興のシンボルとなる大規模公共施設の建設現場ということで、発注者の小林市長と合同で行った。福島労働局と市の関係職員、施工会社の幹部らが同行した。
島浦局長、小林市長は、建築工事を担当する佐藤・菅野・安藤特定JVの角田正樹現場代理人の案内で現場を視察。1階壁配筋・柱壁型枠組立などが進むA工区(アリーナ部)、ピット躯体外周部防水が行われているB工区(共用部)、基礎足場解体に入ったC工区(武道館部)を見て回り、安全対策と健康確保対策の実施状況を確認した。
小林市長は、現場に入場していた協力業者8社(63人)を含む施工者に対して、熱中症予防などに注意を促し、無事故無災害での完成に期待した。
島浦局長は「整理整とんされ、危険に配慮された素晴らしい現場。この取り組みを継続してほしい」とたたえ、「現場で働く一人ひとりが事故防止活動の主役。全員参加で労働災害を防止してほしい」と激励した。
清水俊明福島労働局健康安全課長が講評し、熱中症による体調不良者が出た場合の対応、現場状況・作業に合わせた墜・転落防止対策を求めた。
同工事は、旧施設の老朽化と震災被害による使用制限を受けて、体育館と武道館を一体化して敷地内に建て替えるもの。地上2階建てのRC造とS造のハイブリッド構造で、延床面積は7513・47平方㍍。設計・監理は佐藤総合・小島設計共同体。建築工事以外の施工は電気設備が電、機械設備が高橋・倉島特定JV。昨年12月に着工し、3工区に分割しA工区を先行して施工を進めている。5月末時点の進捗率は建築15・8%、電気2・3%、機械0・25%。工期は30年7月20日。福島市霞町地内。


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