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2017.07.05

ドローン 今年度導入/操縦者養成へ講習会/県土木部、初回まず8人

県土木部は、今年度導入を開始したドローン(UAV)の操縦者を育成するため3日、職員向けの第1回講習会を、福島市のあづま総合体育館で開いた。技術管理課と県中、会津若松、いわきの3建設事務所から8人が受講。受講者には考査の上、土木部独自の資格証明書を発行する。
講習会は年度内に4回の開催を予定。今年度に別機種を導入する県北建設事務所と、次年度以降導入予定の残り4建設事務所を合わせ、今年度は各事務所3人の操縦者育成を目指す。
頻発する災害を受け、災害発生時の初動体制強化と早期復旧につなげるため今年度、4建設事務所への導入を決めた。災害発生時の被災状況把握などでの運用のほか、効果的な維持管理や、工事の進捗状況等の情報発信、事業説明会向け資料の作成など、さまざまな活用の仕方も想定している。
講習会は座学と技能訓練の2部構成。降雨のため、技能訓練も室内アリーナで行った。3建設事務所に配置するDJI社製のインスパイア2を使って、機体を納入したスペースワン(郡山市)の担当者が、ドローンを航行させるための法律などの基礎知識やリスクマネージメント、機体の特徴などを説明。機体の展開から操縦、撤収まで、マンツーマンで操作指導も行った。
ドローンの運用は、操縦者と撮影者、安全運航の確認などで3人1組体制を想定しており、講習会を通じて今後も、操縦可能な職員の確保を図っていく。


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