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2017.07.05

熱中症対策など再確認/県総合設備協会/安全大会・技術研修会/再・省エネ指針も学ぶ

県総合設備協会は30日、郡山市のビッグパレットふくしまで今年度安全大会・技術研修会‌=写真=​を開き、熱中症予防対策など安全衛生管理の重要性を再認識したほか、県の設備工事検査のポイントや再エネ・省エネ推進建築物整備指針などについて理解を深めた。
県電設業協会、県空調衛生工事業協会の会員合わせて140人が出席した。県電設業協会副会長(技術・安全委員会担当)の八巻正隆県総合設備協会理事が「安全確保の意義を再確認し徹底を図る良い機会。関係者が力を合わせて災害防止活動に取り組み、快適職場の形成や安全水準向上を図ってほしい」とあいさつした。
安全大会、技術研修会の2部構成で、安全大会では高橋貴大福島労働局労働基準部健康安全課安全衛生係長が「全国安全週間と夏季における労働災害の防止」について講話した。
高橋係長は、全国安全週間(7月1~7日)の実施事項として①経営トップによる安全への所信表明②職場の安全総点検③緊急時の措置に必要な訓練④安全旗の掲揚⑤家族の職場見学会⑥安全の日の設定―を例示。「安全総点検で普段の作業を見直すなど安全意識の高揚を図ってほしい」と呼び掛けた。
夏に向けて「3年連続で死亡災害が発生している」と熱中症に注意を促し、WBGT(暑さ指数)の把握、熱への順化、熱中症予防管理者の選任、早めの病院受診など異常時等の措置について説明。交通労働災害防止対策の徹底も求めたほか、災害防止に効果があるとして5S(整理、整とん、清掃、清潔、しつけ)活動を挙げ、「しつけ」については「管理者、先輩が率先して行動することで職場のルールとなる。安全文化を築いてほしい」と訴えた。
会員を代表して高野和志広栄電設設計監理部係長が安全宣言し、全員で今年度全国安全週間スローガンを唱和した。
技術研修会では、橘昭一県出納局工事検査課専門工事検査員、遠藤英典県土木部営繕課専門電気技師が講話した。
橘検査員は28年度設備工事検査結果に基づく検査のキーポイントなどを解説。機材メーカーの施工要領書等の再確認などを求めた上で「やるべきことを適時適切に処理して、安全な基準を満たしていることを写真等で証明してほしい」とアドバイスした。
遠藤技師は、今年度受託営繕工事の主な設備工事と、5月に策定した県再エネ・省エネ推進建築物整備指針の概要を説明。指針の内容理解を求め、夏ごろ開催予定の説明会への参加を呼び掛けた。


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