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2017.07.14

郡山国道と建協青年部/建設業の魅力を発信

東北地方整備局郡山国道事務所と県建設業協会青年部の共催による中学生を対象にした体験型現場学習会は11日、鏡石町の国道4号鏡石拡幅工事現場で開かれた。青年部事業創造委員会メンバー11人を講師に、鮫川町立鮫川中学校の2年生15人が測量や建設機械の操作などを体験し、道路など社会資本整備の重要性と建設業の役割、建設現場の面白さについて理解を深めた。
協会青年部はこれまで、建設業の人材確保に向けた活動として高校生や大学生を中心に現場見学やインターンシップなどを行ってきたが、若く好奇心旺盛な中学生を対象に、建設業の魅力を伝えるため3年前から体験型学習会を開いている。
現場は4号鏡石拡幅のうち三金興業(本社=白河市)施工の五斗蒔地区舗装工事。開会式では関会長が生徒たちに「建設業の魅力やモノづくりの面白さを感じてください」とあいさつ。続いて同校OBの阿久津啓現場代理人が工事概要を説明し「建設業は面白い。作業体験を通して土木に興味を持ってほしい」と後輩たちにエールを送った。
生徒たちは3班に分かれて、青年部員や国の職員、施工担当者から指導を受けながら計測機器の操作方法やコンクリート製作、ミニショベルの運転席に座って建設機械の操作などを体験。多くの技術者や技能者が協力して現場を完成させていく建設業の魅力や、ICT施工など建設業の可能性についても理解を深めた。
生徒に同行した小林敏史校長は「これまでも地元企業の協力で職場見学を行ってきたが建設業の体験型学習はおそらく初めて。楽しそうに取り組んでおり、興味を持った生徒もいるのではないか」と話している。


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