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2017.07.27

県建災防大会/死亡災ゼロへ決意新た

建設業労働災害防止協会県支部(小野利廣支部長)は27日、福島市の県建設センターで第51回県建設業労働災害防止大会を開き、関係者が一丸となった労災防止活動の徹底など、労災減少・死亡災害絶滅へ決意を新たにしたほか、労災防止に功労・功績のあった事業場、個人を表彰した。
建設関係団体の代表ら130人が出席した。小野支部長が「労災防止は人命尊重の観点はもとより、企業が健全に発展していく上でも不可欠なもの。全力で行う安全活動の積み重ねが大切であり、この地道な活動がゼロ災害につながるはず」と述べ、熱中症防止、スリップ事故防止など季節に応じた強化対策や、年間を通した墜落・転落防止対策など、メリハリの効いた事故防止対策の実施に努める方針を示した。
支部長賞の延べ7事業場、18人と安全競争で優秀な成績を収めた延べ20社を表彰。昨年9月に開かれた第53回全国建災防大会で建災防会長賞を受けた矢城建設らを顕彰した。
来賓の島浦幸夫福島労働局長、室井良文県土木部技監らが祝辞を述べ、清水俊明同局労働基準部健康安全課長が建設工事に係る労働災害発生状況と災害防止対策について特別講話を行った。
菅野日出喜副支部長が①死亡災害を全産業の20%以内に減少②リスクアセスメントの確実な実施の推進③建設業労働安全衛生マネジメントシステム導入の推進④墜落・転落災害、建設機械・クレーン災害、崩壊・倒壊災害など3大災害の絶滅に努める⑤総合工事業者・専門工事業者による自主的安全衛生管理活動の推進⑥安全衛生の専門家による復旧・復興工事に関する安全衛生教育・相談等の推進―を重点とする安全の誓いを読み上げ、労災の減少と死亡災害の絶滅を目指して、関係者が一丸となって安全・安心・健康で働ける快適な職場環境の形成に努めることを誓った。
※受賞者は14日付に掲載済


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