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2017.08.01

地中熱システム基礎学ぶ/新潟工高土木科/福島地下開発など見学

新潟県立新潟工業高校の土木科生徒による地熱エネルギー関連施設の見学会が26日開かれ、郡山市の産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所(FREA)や、産総研のシーズ支援プログラムで地中熱利用システムの開発に取り組んでいる福島地下開発(郡山市)、会津坂下町の日本地下水開発福島営業所の3施設を見学した。
同校が29年度文部科学省のスーパープロフェッショナルハイスクール(SPH)の研究指定校(3年間)に採択、「工業技術の向上に資する専門的人材育成プログラム」を研究課題に設定し、地熱エネルギーに関する技術研究を予定していることから、地中熱エネルギーの基礎知識を学ぼうと、産学官を挙げて地中熱システムの研究開発に取り組んでいる本県を訪れたもの。
参加したのは本間裕明教諭に引率された土木科1年生39人。産総研を見学した後、福島地下開発を訪れた。同社の須藤明徳社長や社員と、同じく地中熱利用施設設計・施工の興和(新潟市)の担当者らが講師を務めた。地下水の移流効果を活用した高効率地中熱交換器による冷暖房システムや、クローズドループ・オープンループによる地中熱交換井など施工システムについて説明を受けたほか、掘削用のボーリングマシンに試乗して掘削作業も体験した。
シーズ支援プログラムは、東日本大震災の被災地に所在する企業が開発した再生可能エネルギーに関連した技術やノウハウを支援する事業で、企業の実用化を通じて、被災地の新たな産業創出を目的にしている。
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