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2017.08.02

国道401号/博士峠工区が起工/交通の難所、早期完成期待

国道401号博士峠工区改良の起工式が31日、昭和村小野川地内の「水芭蕉と白樺の杜」南側広場で行われた。県と昭和村、会津美里町の共催。
畠利行副知事が「完成すれば県が管理する最長のトンネルとなる。新生ふくしまの創造に全力で取り組む」と式辞を述べ、馬場孝允昭和村長が「災害発生時の避難や救援に必要な極めて重要な路線」、渡部英敏会津美里町長が「長い要望活動の末に工事が実現した。早期完成に協力したい」とあいさつした。
小川辰壽会津若松建設事務所長が事業概要を説明。畠副知事、馬場村長、渡部町長、渡部恒三元衆議院議員、菅家一郎、小熊慎司両衆議院議員、増子輝彦参議院議員、杉山純一県議会議長、菅家洋一会津土建社長がクワを入れた。続いて大村敦東北地方整備局郡山国道事務所長、大河原聡県土木部長、佐久間源一郎佐久間建設工業社長らが博士峠工区地形模型の除幕を行った。
国道401号は、会津若松市を起点に群馬県沼田市に至る延長220㌔の幹線道路。同工区は昭和村と会津美里町にまたがる博士峠部延長約7・4㌔(仮称・博士トンネル約4・5㌔含む)で、急カーブ、急勾配が続く交通の難所。
26年度に事業採択後、27・28年度にトンネル、橋梁、道路の各予備・詳細設計を実施した。新設する構造物は同トンネルのほか、6橋梁とアースシェッド2基を予定。
工事は、最も会津美里町寄りの1工区(施工・会津土建)と昭和村側トンネル坑口に接する5―1工区(同・佐久間建設工業)、会津美里側の仮橋(同・共立土建)が発注済みで、残る工区のうち、会津美里町松坂地内の2つの工区では現在、施工者選定の入札手続きを行っている。同トンネルはWTO一般競争を公告しており、10月18日に開札予定。トンネル工事の安全祈願祭は、施工者が決定し県議会が承認後、30年4月以降に改めて行う方針。


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