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2017.08.18

技術磨き復興の力に/県優良委託業務 19社20件を表彰

県優良土木・建築委託業務の表彰式が9日、福島市の杉妻会館で行われた。制度創設3年目の今年度、19社20件が受賞。高度な技術力と品質確保、創意工夫の取り組みをたたえ、受賞各社の代表と担当技術者一人ひとりに、大河原聡土木部長から知事名の表彰状と記念の楯が手渡された。
式には大河原部長、室井良文技監ら土木部幹部と、来賓の小野利廣県建設産業団体連合会長、渡邉武県建築士事務所協会長、慶徳庄斎県測量設計業協会専務理事、佐藤宗弘県地質調査業協会長、菅原稔郎建設コンサルタンツ協会東北支部長が出席した。
大河原部長が「震災から6年5カ月が経ち、インフラの復旧が着実に進むなど、県内各地で復興の光が広がりを見せてきたが、その成果は業務に携わる技術者の尽力に負うものだ」とたたえ、「今後とも技術力の一層の向上に努め、本県復興に支援・協力してほしい」と呼びかけた。
来賓の小野建産連会長が「優れた品質が確保された優良な竣工物は、優れた調査設計から生まれるもの。受賞を機に一層の技術研さんに努め、本県の生活基盤整備と建設産業の発展に尽力願いたい」と祝辞を述べた。
受賞者を代表して、若松測量設計の大橋哲男代表取締役が「福島県の復興と地方創生の加速化に対し、受賞に恥じぬようさらに研さんを積み、福島県の土木行政に貢献したい」と謝辞を述べた。
表彰は、委託業務受注者の技術力向上と成果品の品質確保、技術者の育成につなげようと27年度に創設した。土木部発注の委託業務を対象に、成果が優秀で他の模範となる業務施行会社(団体)と、その担当技術者を表彰している。今年度は28年度に完了した委託業務で、成績評定の対象となる882件の中から①調査②測量③土木設計④建築設計の4部門20件を選定した。


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