福島建設工業新聞社

会津若松市の会津ICTオフィス環境整備事業で、ICTベンチャー企業が入居するオフィスビル建築工事の地鎮祭が29日、市内東栄町地内の日本たばこ産業会津営業所跡の建設地で行われた。官民パートナーシップ(PPP型)を採用した事業で、㈱AiYUMU(あゆむ=会津若松市桧町2の3、八ッ橋善朗社長)が事業主体。
AiYUMUは、市が公募型プロポーザルで選定したホルダー企業が設立。オフィスビル建設から維持管理、入居企業の誘致を含む運営業務までを担う。
市との事業協定期間は51年3月末日までの22年間。首都圏等のIT企業を誘致し、500人以上が働くことのできるオフィスビルを市中心市街地に建設して、新たな人の流れと雇用の創出、若年層の地元定着、地域活力の維持拡大を図る。
白井武男白井設計社長と八ッ橋社長、室井市長、施工者の戸田・会津土建・八ッ橋・アクーズ会津特定建設工事共同企業体から永井睦博戸田建設建築本部執行役員らがクワ入れ工事の安全を祈った。
敷地面積9496・97平方㍍に①オフィス棟(S造4階建て延べ4707・1平方㍍)②交流棟(W造平屋546・6平方㍍)③機械室棟(RC造2階建て延べ221平方㍍)の3棟を建築する。工期31年2月28日、同4月入居開始を目指す。