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2017.09.08
石綿含有仕上塗材/講習会で官民に周知
厚生労働省と環境省が今年度、建築物の改修・解体時における石綿含有仕上塗材の飛散防止措置方針を示したことを受けて、県と県耐震化・リフォーム等推進協議会、県アスベスト処理協会は6日、福島市のとうほうみんなの文化センターで講習会を開いた。国・県・市町村の担当者、設計・建築工事・アスベスト関連事業者ら約150人が、適切な石綿飛散防止対策に理解を深めたほか、アスベストの有害性などを再確認した。
建築物の内外壁、天井等に用いられる建築用仕上塗材のうち、昭和40年代から平成9年にかけて販売された製品に石綿が含まれたものが多くある。これらの塗材が劣化時期を迎えているが、改修・解体で塗材が破断され、粉じん化した石綿の飛散処理方法が明確にされていなかったため、今年度に入り厚労省、環境省は相次いで対応方針を示した。
川又部長は、石綿障害予防規則の施行など、厚生労働省本省で石綿に関する多くの施策に携わった経験から「石綿ばく露を原因とした健康障害について正しく理解し、規則等を順守することが重要」と述べ、実際に現場で働く作業員に浸透させるよう訴えた。レベルに応じた石綿ばく露対策なども説明し、安全・健康管理に万全を期すよう求めた。
浅見参与は、石綿含有建築仕上塗材の処理に対する厚労省と環境省の考え方を解説した上で、日本建築仕上材工業会と国立研究開発法人建築研究所が28年4月に作成した技術指針で示された工法を紹介。仕上塗材層の状態を踏まえて、工法を①区分Ⅰ(隔離措置を講じた除去工事)②区分Ⅱ(隔離措置と同等の措置と判断した除去工事)③区分Ⅲ(石綿関連作業に該当しない工事)―に分けたもので、それぞれの作業手順や留意点などを説明した。
菊水化学工業汎用塗料事業本部技術部の則竹慎也氏が、剥離剤を用いた石綿含有建築仕上塗材の除去方法をプレゼンテーションした。
建築物の内外壁、天井等に用いられる建築用仕上塗材のうち、昭和40年代から平成9年にかけて販売された製品に石綿が含まれたものが多くある。これらの塗材が劣化時期を迎えているが、改修・解体で塗材が破断され、粉じん化した石綿の飛散処理方法が明確にされていなかったため、今年度に入り厚労省、環境省は相次いで対応方針を示した。
川又部長は、石綿障害予防規則の施行など、厚生労働省本省で石綿に関する多くの施策に携わった経験から「石綿ばく露を原因とした健康障害について正しく理解し、規則等を順守することが重要」と述べ、実際に現場で働く作業員に浸透させるよう訴えた。レベルに応じた石綿ばく露対策なども説明し、安全・健康管理に万全を期すよう求めた。
浅見参与は、石綿含有建築仕上塗材の処理に対する厚労省と環境省の考え方を解説した上で、日本建築仕上材工業会と国立研究開発法人建築研究所が28年4月に作成した技術指針で示された工法を紹介。仕上塗材層の状態を踏まえて、工法を①区分Ⅰ(隔離措置を講じた除去工事)②区分Ⅱ(隔離措置と同等の措置と判断した除去工事)③区分Ⅲ(石綿関連作業に該当しない工事)―に分けたもので、それぞれの作業手順や留意点などを説明した。
菊水化学工業汎用塗料事業本部技術部の則竹慎也氏が、剥離剤を用いた石綿含有建築仕上塗材の除去方法をプレゼンテーションした。
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