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2017.09.13

新たな挑戦へ高い評価/新分野進出優良企業に知事賞

県建設業新分野進出優良企業表彰式が11日、福島市の杉妻会館で行われ、新分野進出で優れた成果を収めているキコー、南会西部建設コーポレーション、大槻電設工業、三立道路、荻野組の5社に、内堀知事から賞状と副賞の楯が授与された。
表彰式には、県から内堀知事、大河原聡土木部長、大谷誠二県北建設事務所長ら、受賞者の深谷明雄キコー社長、植田正勝南会西部建設コーポレーション社長、大槻博太大槻電設工業社長、浅沼秀俊三立道路社長、荻野英昭荻野組社長らが出席した。
内堀知事は「地域を支える大切な役割を担いながら、新たな挑戦を続ける皆さんは本県の元気の源であり、復興のけん引役。受賞を契機に企業力の一層の向上に努め、復興・創生に力添えを願いたい」とたたえ、受賞者と懇談した。
新分野進出で県の認定を受けた建設企業のうち①雇用創出効果②模範性③地域貢献性④経営資源の有効活用⑤将来性⑥申請書の熱意―が優れた企業を県が表彰するもの。認定制度を創設した20年度以降、これまでに128社、151事業が認定を受け、このうち24社、27事業が知事賞を受賞している。受賞者には入札参加資格審査での主観点加算などのメリットがある。
キコーは、工事受注量減少対策として平成16年6月に米の生産・販売、農作業の受託事業を開始。耕作放棄地解消の受け皿として地域に貢献し、農業法人化の検討で今後の事業拡大に期待ができることなどが評価された。
南会西部建設コーポレーションは25年4月に、東日本大震災の風評被害払拭等を図ろうと飲食事業に進出し、3つの飲食店の経営を通して会津観光などに貢献。大槻電設工業、三立道路はいずれも太陽光発電事業に取り組み、自社の経営基盤強化、遊休地の有効活用などを図っている。
荻野組は、27年4月から訪問看護リハビリステーションの運営に乗り出し、住民の安全・安心に貢献。デイサービス、訪問マッサージ、訪問治療への進出も検討している。


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