福島建設工業新聞社

県と県建設産業団体連合会(小野利廣会長)は27日、福島市の杉妻会館で優秀施工者顕彰式を行い、本県建設産業の第一線で長年ものづくりに携わり、他の模範と認められた技能・技術者16人をたたえた。
優秀施工者顕彰は、現場従事者の誇りと意欲を高め、その能力・資質と社会的評価・地位の向上を図り、建設業の健全な発展につなげるのが目的。県が5年度から実施しており、これまでに94人が顕彰を受けている。
式には知事顕彰2人、県建設産業団体連合会長顕彰14人の受賞者と県建産連加盟団体の代表者らが出席。畠利行副知事が山内耕さん(オオバ工務店)、島雅幸さん(庄司建設工業)に感謝状を授与し、小野会長が受賞者代表の木下敬さん(田中建設)に賞状を手渡した。
畠副知事が「現場の第一線で真摯に仕事に取り組み、技能をいかんなく発揮し、後進の育成にも情熱を注ぐ姿は後進の鏡。技術・技能を一層磨き、本県の復興・創生に力添えを願う」、小野会長は「建設産業は震災復興、生活基盤整備などの重責を担う。業界発展に向けて、ものづくりの指導的立場の皆さんの活躍に期待する」とあいさつした。
山内さんが「この感動を忘れず、より良いものづくりを目指し、仕事を全うできるよう努力したい」と謝辞を述べた。
※受賞者は20日付に掲載済