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2017.11.07

東北中央道/福島~米沢北間が供用/石井大臣ら 出席し開通式 安全向上、活性化に期待

東北中央自動車道の福島大笹生IC~米沢北ICが4日開通した。米沢市の刈安チェーン着脱場で行われた福島・山形両県合同セレモニーでは石井啓一国土交通大臣、吉野正芳復興大臣、内堀雅雄知事らがテープカットし、両県の悲願だった高規格幹線道路の開通を祝った。
セレモニー終了後に会見した石井大臣は、冬期交通の難所であった栗子峠などの高規格道路化により、人、物の交流拡大に伴う経済発展、観光振興などに期待。道路整備について「改めて地元の強い期待を感じた。東北の道路ネットワーク構築に努めていく」と述べ、相馬~福島間(相馬福島道路)の32年度開通を目指す方針を示した。
セレモニーには両県選出の国会議員、関係自治体の首長・議員、経済界などから約300人が出席。東北最長の道路トンネル・栗子トンネル(8972㍍)の山形側坑口の前でテープカットとくす玉開披を行った。出席者が刈安チェーン着脱場~大滝チェーン着脱場間をパレードし、福島、山形それぞれに分かれて開通式典を行った。
大滝チェーン着脱場で行われた本県側の式典は東北地方整備局と県、福島市の主催。セレモニーの本県関係者に施工者、地権者、地元小中学生らを加えた約420人が出席した。
内堀知事が「両県の連携強化のみならず、南東北全体の活性化につながる」、津田修一東北地方整備局長が「相馬福島道路の早期開通にも努力していく」とあいさつ。吉野大臣、金子恵美・亀岡偉民両衆議院議員、増子輝彦・森まさこ・若松謙維参議院議員が祝辞を述べた。​


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