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2017.12.06

消費者への提案力向上/県耐震化リフォーム協/住宅長寿命化でセミナー

県耐震化・リフォーム等推進協議会と住宅リフォーム推進協議会(本部=東京都千代田区)の主催による「長寿命化リフォームセミナー」は4日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた。リフォーム計画策定のポイントや減税制度など、長寿命化リフォームの営業力と消費者への提案力強化のための手法などを学んだ。住宅リフォーム・紛争処理支援センターの後援。
「リフォームビジネスに役立つヒント|今、消費者が求めるリフォームとは」をテーマにした事業者向けセミナー。リフォームビジネスを取りまく動向などについて理解を深め、実践事例を参考にしながら、消費者(住まい手)の視点を大切にしたリフォームビジネスを実践するための提案力の向上などが目的で、建築設計や大工・工務店、不動産関係など約50人が出席した。
大桃建設工業(南会津町)の大桃一浩社長が「住宅の長寿命化リフォーム」「住宅リフォーム減税制度」について講義。長寿命化リフォームの意義から、必要な住宅性能、長寿命化計画策定の注意点、二世帯住宅や相続などによる「住み続けリフォーム」、売却・購入など「住み替えリフォーム」を行う場合に必要となる住宅性能などについて、ビジネスモデルを示しながら提案ポイントや実戦で使えるセールストークなどを紹介した。
減税制度と対象工事、減税額の算出方法、融資・補助制度などについても解説。従来の営業方法からの発展が可能とし「信頼関係を築けているお客様が眠っている。既存顧客を大切にすることが大切」と強調した。さらに「計画策定段階で、リフォームを検討したきっかけや動機は必ず確認する。消費者に寄り添い、希望する生活を見据えたリフォームを提案するとともに、資金を見極め、段階的工事を含めた、身の丈に合ったリフォームを提案していくこと」などと話した。


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