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2018.01.09

若鳶が伝統技披露/県鳶連支部/小高神社で奉納

火難消除と住民の無病息災を祈願する県鳶土木工業連合会相双支部の新春行事・はしご乗り奉納が4日、南相馬市小高区の相馬妙見小高神社で行われた。南相馬消防署小高分署などが協賛。
はしご乗り奉納は今回で20回目。震災の翌年は、小高区が警戒区域だったため原町区の市役所前で行われたが、25年からは小高神社に戻され、毎回消防関係者らが多数出席している。
今年は親鳶と若鳶合わせて30人が神社本殿で安全祈願を済ませた後、境内に出て、木遣りに合わせてまとい振りを行い、5人の太夫(乗り子)が高さ6㍍のはしごに登り、唐傘や八艘などの伝統の妙技を披露して、詰めかけた観衆約1000人から大きな拍手を受けた。終了後には、もちまきも行い正月を祝った。
中里徹哉副支部長は「はしご乗りの太夫を務める若鳶は第3世代が力をつけ、今回は2人が太夫となる。津波で泥だらけになったまといも新調した」とあいさつ。桜井勝延市長は6月に原町区で開催される全国植樹祭に向けた決意を表明。佐々木秀三相双地方振興局長は「若い働き手は地域の宝だ」と祝辞を寄せた。
はしご乗りで太夫を務めた若鳶は、四栗匠(原町総建工業)後藤公仁秋(同)鈴木翔太(良建工業)三島凌(同)渡邊徹(中里工務店)の各氏。


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