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2018.01.17

吉間田滝根線/広瀬工区が起工/30年代前半完成目指し 吉野復興相らクワ

ふくしま復興再生道路に位置付けられ、県と国の直轄権限代行事業により整備を進める県道吉間田滝根線・広瀬工区の起工式は15日、田村市滝根町広瀬地内の現地で国・県合同により行われた。吉野正芳復興大臣らがクワ入れし、30年代前半の完成に向けた工事の無事を祈った。
起工式に先立って工事施工者(前田建設工業、会津土建、秋山ユアビス建設、三立土建、滝谷建設工業、藤田建設工業、石覚組、福浜大一建設、三和工業)による安全祈願祭が行われ、吉野大臣ら来賓と、施工者で構成する吉間田滝根線安全推進協議会を代表して、櫻井俊明前田建設工業東北支店副支店長が玉ぐしをささげて工事の安全を祈った。
起工式では、鈴木正晃副知事が「中通りと浜通りを結ぶ基幹道路であるが、急カーブ・急勾配など安全な交通確保が急務で、国と県の連携により事業化した。路線整備により復興の加速化、帰還促進、産業振興など多岐への寄与に期待している」とあいさつ。津田修一東北地方整備局長が「基幹道路としての機能を確保するため、構造物が3割を占めるなど高度な技術を要する区間を国権限代行で施行する。直轄事業として、培ってきた経験と技術を発揮しながら、一日も早い完成に協力したい」と述べた。
吉野大臣が「県の復興再生を担う路線の整備により、中通りと浜通りを連絡する東西のネットワークが整う。帰還環境整備や復興は着実に進みつつある。引き続き復興、地域活性化に全力で取り組みたい」と述べ、玄葉光一郎、上杉謙太郎両衆議院議員、吉田栄光県議会議長、主要地方道小野富岡線改良整備促進期成同盟会長を務める遠藤雄幸川内村長が祝辞を寄せた。​


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