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2018.02.01

生コン工場品質管理監査/県内50工場に合格証

県生コンクリート品質管理監査会議(議長・出村克宣日本大学工学部長)と県生コンクリート工業組合(永田茂男理事長)は31日、福島市のホテル辰巳屋で、29年度品質管理監査合格証交付式を行い、出村議長が県内の生コンクリート50工場に合格証を手渡した。
出村議長が「福島県は全国統一品質管理監査制度を8年に開始し、20年を超える歴史を刻んできている。認証工場は国機関、学界、各自治体等の仕様書で選定条件または選定推奨条件として明記され、社会的評価が確立されてきた」とした上で「県内で出荷される生コンクリートが高品質であるための重要な制度」と述べ、合格工場をたたえた。
合格証はこれまで、郵送で交付してきた。永田理事長は「社会資本整備で最も重要な基礎資材は、生コンクリートと鉄であるとも言われている。生コンクリートの品質が良質な社会資本の構築物になるか否かを決める重要な一翼を担う」と強調。全国統一の監査基準をクリアした証である合格証の交付方式を見直し、「手渡し方式にすることとした」と説明した。
交付式終了後、熊原進建材試験センター製品認証本部特別参与を講師に迎え、記念の技術講演会を開いた。
熊原氏は「JIS認証と現地調査~不適合事例について」と題し、生コン工場におけるJIS認証審査時の指摘事例と是正処置事例を解説。「不適合は今後起こり得るかもしれないと認識し、事例から防止策を学んでほしい」と述べ、品質重視の経営を促した。


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