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2018.02.20

相馬西道路/塩手山トンネル貫通/破砕帯、難工事乗り越え

東北中央自動車道・相馬西道路の塩手山トンネル(仮称)の貫通式が15日、相馬市今田字権現下地内のトンネル坑内で行われた。相馬西道路では最後のトンネル貫通。
同トンネルは、相馬市今田から山上字横川地内までの延長1801㍍(幅員12㍍)。中央分離帯の両側に幅員3・5㍍の車道1車線と路肩1・75㍍の構造。掘削はNATM工法が採用された。26年10月7日に着工した。施工は清水建設。
貫通式には関係者約80人が出席し、除幕・くす玉開披を行った。松田和香東北地方整備局磐城国道事務所長が「相馬福島道路で最も長いこのトンネルは、中間地点に120㍍を超える破砕帯があり、地山が想像以上に脆弱で難工事となった。今後とも地域間交流機能の強化に向けて一日も早い完成を目指したい」とあいさつ。立谷秀清相馬市長らが工事関係者を労う祝辞を寄せた。相馬野馬追に参加する宇田郷騎馬会が陣螺(じんがい)を演奏し貫通を祝った。
相馬福島道路のうち相馬山上インターチェンジ(IC)~相馬玉野IC間は28年度に開通済み。相馬玉野IC~霊山IC間は3月10日に開通する予定。


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