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2018.02.22

第10回記念建築系高校卒業設計優秀作品表彰式を開催

福島建設工業新聞社、県建築士事務所協会の共催による第10回建築系高校卒業設計優秀作品表彰式が22日、福島市のザ・セレクトン福島で行われた。4校12人に表彰状と盾、記念品を贈り、高校生活で培った技術や創造性をたたえた。県、県教育委員会の後援。
県内の建築系学科を有する各高校3年生の卒業設計の中から、特に優秀な作品を各校に推薦してもらい一堂に集めて表彰することで、生徒の建築設計技術や意欲の向上を図る。今回は第10回開催を記念し、テーマの独創性や発想の豊かさを審査基準とする特別賞を設け、推薦作品の中から県立勿来工業高校の中村元大君、県立郡山北工業高校の渡邉愛子さんの作品を選定した。
来賓として村井弘道県土木部建築担当次長、齋藤淳県建設業協会事業部長、蛭田修二県建築士会長、平子恵俊県建築設計協同組合代表理事、三瓶一壽日本建築家協会東北支部福島地域会長が出席した。
主催者を代表し渡邉武県建築士事務所協会長が「今回の受賞は3年間の学業の成果が評価されたもの。さらなる勉学や研究に励み、社会に貢献できる人材として成長してほしい」とあいさつ。村井次長は「学習の成果が発揮され、さまざまな工夫やアイデアにあふれていると感心した。建築学科で学んだことを生かして、本県復興に向けた活躍に期待したい」と祝辞を寄せた。相澤隆福島建設工業新聞社代表取締役社長が一人ひとりに表彰状と記念の盾を手渡した。
蛭田会長が特別賞について「いずれの作品も精度が高く、素晴らしい内容。特別賞の中村君の作品は、現地の環境を正確に捉えた現実性の高さが評価できる。表現力が卓越しており、五感に訴える配置計画や空間の連続性など非常に完成度が高い作品。渡邉さんは、パースの表現や全体の構成に優れる。既存施設を生かしながら、不足機能を補った力作と言える」と講評した。
受賞者を代表して県立福島工業高校の鈴木瑚生君が「震災の経験を生かし、将来は福島で復興創生に携わることができるよう、さらに勉学に励みたい」と謝辞を述べた。
作品は3月22・23日、福島市のコラッセふくしまに展示し公開する。〈受賞作は16日付本紙に掲載済〉


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