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2018.07.11

岩瀬農業高校/建設業の魅力を体感/県建協主催41人が千五沢ダム見学

県建設業協会は、高校生等を対象とした建設工事現場見学会を今年度も開催している。このうち県立岩瀬農業高校環境工学科1年生41人を対象とした見学会が9日、石川町の千五沢ダム改築工事現場(県中建設事務所所管)で開かれた。参加した生徒らは建設業の役割や魅力を実際に見聞きして体感した。
県建協主催の同現場での見学会は、6月14日(県立福島明成高校)、同19日(県立相馬農業高校)に次いで3回目。
山野辺豊県中建設事務所事業部ダム建設課長は、利水ダムとして現在利用している同ダムと、同ダムに洪水調整(治水)機能を付加するために進めている改築工事の概要を説明。施工する清水・青木あすなろ・あおい特定JVの大下昌利現場事務所長が、整備する構造物や施工方法・時期などを解説した。
続いて生徒らは2班に分かれ、山野辺課長や大下所長の説明を受けながら重力式ダム部での施工状況や管理事務所内のダム管理装置・設備、完成予想模型、ボーリングコアなどを見学した。
山野辺課長は「建設業には測量、ボーリング調査、設計、施工など、たくさんの人の関わりがあって、工事が進められていることを理解してほしい」と生徒らに語りかけ、「そのいずれかの部分で生徒の皆さんに興味を持ってもらい、建設業の役割を知ってもらえれば」と期待感を示した。
大下所長は「発注者、受注者など、建設業にはいろいろな関わり方がある。興味を持ったらぜひ建設業の門を叩いてほしい。またどんな職業に就いても、関連する法律にのっとって仕事をする必要があると覚えていてほしい」と呼び掛けた。
生徒代表が「今日の体験をそれぞれの今後に生かしていきたいと思います」と謝辞を述べた。
生徒らは同日、相馬福島道路・桑折高架橋の現場も見学した。


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