福島建設工業新聞社

浪江町の住民帰還を後押しする「請戸住宅団地」造成工事の安全祈願祭が6日、請戸字北迫地内の現地で行われた。 同団地は北迫地内の敷地約2・8㌶を対象に、約100坪程度の分譲地を16区画、町の災害公営住宅としてW造平屋(2LDK、3LDKを想定)の戸建住宅を26戸整備する。
造成工期は2020年3月31日。災害公営住宅は別途発注で年内の着工を目指している。敷地造成工事は横山建設の施工。
祈願祭には関係者約40人が出席した。室井良文県区画整理協会理事長、吉田数博浪江町長、横山佳弘横山建設社長らがクワ入れし、玉ぐしをささげて事業の本格始動を祝った。
吉田町長が「町民が一日でも早く安心して暮らせるよう、沿岸地域復興の最重要課題として取り組む」とあいさつ。横山社長が「安全第一に無事故、無災害で工事を完了させる」と述べた。