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2019.04.18

復興再生へ大きな一歩/大熊町新庁舎が完成

大熊町が大川原地区復興拠点に整備を進めてきた新庁舎が完成し14日、大川原字南平の現地で落成式が行われ、関係者約300人が復興、再生への大きな一歩となる施設の完成を祝った。
新庁舎は、1万7992.31㎡の敷地に、A棟(庁舎棟)、B棟(災害対策機能棟)を整備した。いずれも2階建て、A棟がS造、B棟がRC造で、延べ面積は5457.03㎡。建物の周囲に駐車場133台分を整備した。
庁舎棟には行政、執務、窓口、議会機能を持たせた。災害対策機能棟には防災倉庫、備蓄倉庫、災害対策会議室などを配置した。整備事業者は設計・施工一括で鹿島・永山建築設計事務所JV。
式典は2部構成で行われた。第1部では渡辺利綱町長が「町再生の最前線基地となることを期待する。きょうは一つの通過点であり、まちづくりへの大きな一歩を踏み出した」と式辞を述べ、鈴木光一町議会議長が「困難な課題は山積しているが、強い意思と決意を持って、一歩一歩着実に復興を進めていく」とあいさつした。
内堀知事、吉田栄光県議会議長らが「ふるさとの復興が、また一歩前進したことが実感できる施設となる。安心して暮らせる環境づくりに向け国、町とともにしっかりと取り組んでいく」と祝辞を述べた。
渡辺町長が、整備事業者代表の中村満義鹿島建設代表取締役会長に感謝状を贈った。
第2部では、安倍晋三首相が「本格的な復興へ向け、ここからが新たなスタートとなる。歩みを確実に進めるため、政府の総力を挙げて取り組んでいく」と激励。渡辺町長、内堀知事らとともにテープカットし、くす玉を開いて完成を祝った。


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